JAXAの無人探査機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功 世界で5カ国目(2024年1月20日)

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 JAXA(宇宙航空研究開発機構)の無人探査機「SLIM」が20日午前0時20分すぎに月面着陸に成功しました。日本の月面着陸は初めてで、去年のインドに続き世界では5カ国目となりました。  JAXAによりますと、SLIMは日本時間1月20日午前0時20分すぎに着陸を成功したということです。  探査機は着陸後の通信は確立していますが、太陽電池が電力を発生していない状況で確認作業を進めています。  日本では初めての月面着陸となり、1966年の旧ソ連とアメリカ、2013年の中国、2023年のインドに続いて世界で5カ国目です。  無人探査機「SLIM」計画は、JAXAが将来の月惑星探査に必要な着陸技術と小型で軽量な探査機システムの実現を目指すものです。  SLIMは目標着陸地点への誤差を他国の10分の1以下となる100メートル以内に抑えるピンポイント着陸を実証する計画で、月探査を巡る国際競争が熾烈(しれつ)になるなか、より高い技術が必要となる月面着陸が成功するかどうかに世界中から注目が集まっていました。  SLIMは、去年9月7日にH2Aロケット47号機で鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられました。  12月25日には、月を周回する軌道への投入に成功し、その後、月に向かって段階的に降下していました。  今後、いまだ謎が多い月の起源を解明するため、月面の岩石の組成分析を行う予定です。  一方、月への有人着陸を目指す「アルテミス計画」では、少なくとも2人の日本人宇宙飛行士が月面活動に参加する方向で最終調整が進められていて、今回の成功は日本の月面開発に向けた大きな一歩となります。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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